私の夫は、王様です。


0059

お話は、グリム童話つぐみのひげの王さまの編集

 むかしむかしの、私【縁結びの女将】はとてもわがままでした。
 お母様は、結婚したら私のわがままがなおるだろうと思って、色々な人とお見合いをさせられました。
 
しかし、私は、
「なによあれ。あごが曲がって、まるでつぐみがひげを生やしているみたいだわ。あんな男、大きらい! ふん!」
 そう言って、結婚をことわりました。

 それを聞いたお母様は怒って、私に命令しました。
「よりによって、人の顔を笑い者にするとは、なんとなさけない! お前は今度お見合いするこじきと結婚して、家を出ていきなさい!!」

 そしてお見合いをして、きたないボウシとマフラー姿のこじきと本当に結婚させられて、城を追い出してしまったのです。私は泣きながら、こじきの後を歩いていきました。

 途中で大きな森や牧場、それに、にぎやかな都を通りました。
「これはみんな、つぐみのひげの王さまのものさ」
 こじきは、言いました。
 それを聞いた私は、
(ああ、こんなことなら、あの人と結婚すればよかった)
と、思ったのですが、もうどうしようもありません。

 さて、こじきはお金がありませんので、私も働かなくてはなりません。
 そこで、つぐみのひげの王さまのお城に行って、お城の台所で働く事にしたのです。
 でも、家事は何も出来ない私は、なにをやっても失敗ばかり。

「なにをぐずぐずしているんだい!」
「あんた、ほんと、不器用だね!」
「そんな事じゃ、お給金はあげないよ!」
 いつも、ののしられる毎日です。

 さて、そんなある日、お城でパーティーが開かれました。
 すると突然、つぐみのひげの王さまが台所に現れて、私に言ったのです。
「お嬢さん、わたしと踊っていただけませんか?」
「えっ? ・・・あの、その」
 ビックリする私の手を、つぐみのひげの王さまがグイッとひっぱりました。

 そのとたん、服の下からツボがゴロンと転がり落ちました。
 そのツボには食べ物の切れはしが、いっぱい入っていました。
 私がこじきと食べるため、こっそりためておいた物です。

「ワハハハハッ。なんだあの娘は」
「あんな残飯を、後生大事に持っているなんて」
 まわりにいた人たちは、大笑いです。

 まっ赤になった私は、転がり落ちたツボを大切にかかえると、そのまま逃げ出そうとしました。
 すると王さまは私をだきとめて、私を引きとどめました。
 そしてポケットから、きたないボウシとマフラーを取り出してかぶりました。

「あなたは、わたしの顔を忘れたのかい?」
 そのボウシとマフラーは、あのこじきの物だったのです。
「あっ、あなたは、わたしのだんなさま・・・・」
「そうです。わたしはあなたのわがままをなおすため、あなたの母上と相談して、こじきになっていたのです。

いままで、つらい思いをさせてもうしわけない。でも、そまつな食べ物でも大切にしているところを見ると、あなたのわがままは、もうすっかりなおったようですね。今度はこじきとしてではなく、つぐみのひげの王としてあなたをお姫様にむかえたい。どうでしょう、こんな顔のわたしでも、受け入れてくれますか?」

 私は、おどろいたり喜んだり。
 それから私とつぐみのひげの王さまは正式に結婚して、いつまでも幸せに暮らしたということです。

 


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